情報系大学院生の自分が2017年に読んだ本まとめ
今年の読書について
2015年ぐらいから自己投資も兼ねて本を積極的に読み始めている.この記事では2017年に読んだ本についてメモとしてまとめる.
読んだ本の数
- 46冊 (3.8冊/month)
読んだ本の数.一応60冊(5/month)を目標にしていたのだが届かなかった.目標自体は結構良い感じの位置に設定できていると思うので,来年も60冊目標に読んでいくつもり. ところで,本の数を目標にすると分厚い本のウェイトが軽くなってしまうような気もしているので,ページ数でも良いのかなとか思った.まぁ同時に薄い本を読んだりとかして平均をならすこともできるしまぁいいか. あと,数ではなく質で評価した方がいいのではという視点もあるが,そもそも質ってどうやって評価するんだとか考えたらきりが無いので当面は冊数を目標にしたいと思う.
ジャンル
読んだ本のジャンルとなんで読んでいるかを簡単に記録しておく.
小説・SF
前から気になっていたものや名作を中心に読んでいる.感情を揺さぶってくるような本が好き
社会学・(行動)経済学・歴史・哲学・生物・脳科学・自己啓発
- 人がなんでその行動をするのか/したのか
- どうしてそう考えるのか/考えたのか
- 自分はどう考えるのが良いのか/良かったのか
について知りたいなーと思っていて,それ系で読んでいる.たぶん普通に生きていたらスルーしてしまうような知識や現象,中身を知ることなく過ごしてしまうようなことについて 知ることができるので面白い.
技術書・AI関連・統計学
単純に自分のスキルを磨くためと,興味のある分野について勉強するため. 脳科学とか生物学とかとこの辺の分野につながりができたりして結構面白い.
読書の仕方
Amazonで月に5,6冊購入し,複数冊持ち歩き,その中から並行して読み進めることが多い.
基本的に紙の本の方が読みやすいので紙の本で,しかも中古で買うことが多い. ただ,技術書や洋書は電子書籍の方が色々と便利なので,今後はそのジャンルはそっちで買うかも. 電子書籍と紙の本での読みやすさの違いは非常に興味深いと思っている.
余談だが,漫画は電子書籍で買うことの方が多いが紙の本の方がなんとなく満足度がある.
今年読んで面白かった本
読んでいて印象に残っている,特に面白かった本3冊を上げる.ここで上げた以外にも今年は面白い本を多く読めた.
誰のためのデザイン?
フォークの歯はなぜ四本になったかとほぼ同時期に読んで,どちらも非常に面白かった. なんとなく使いやすい,使いにくいっていう気持ちを分析して,なぜか?ということに踏み込んでいる. デザインだけでなく,考え方が非常に参考になった.
利己的な遺伝子
これも有名な本.生物が遺伝子からできているというのは知っていたけど,それについて深く考えたことはなかった. 進化という観点からみると,すべて遺伝子の影響なんだ〜!ということが知れて面白かった.
データの見えざる手
読んでいて,えっそうなんだと何回も思える良い本. 物理学でもそうだけど,実際にデータを採ってみると直感的な考えでは反対に思えるような結果が出てくるの非常に面白い. また,なんとなく考えているだけで具体的にはよくわからない,という現象に対してデータを元に分析できるのも非常に面白いと思う.
自分の読書レベルが足りなかったり知識が足りなかったりで読んでいてこれハズレだーと思うような本も何冊かあったが,数読むとそういう本に当たるのもしょうがないかなーと思っている.
まとめ・来年の目標
というわけで今年読んだ本について,というか自分の今年の読書についてまとめた.
振り返ってみると,今年はあまり技術書を読めていないなと思った.来年はもっと読みたい.
時間をたっぷり使って読書できる時間は就職すると減ってしまいそうだし,贅沢な時間の使い方ができる学生のうちになるべく多く読んでおきたい.
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